症状に合わせた
治療方法のご提案

スマイルデンタルクリニックは、「矯正歯科」「一般歯科」「小児歯科」の三本柱で、患者様のお口の健康を総合的にサポートしております。ですから、私たちがご提供したいのは、通り一辺倒の治療、個別の治療ではなく、患者様の想いをまずはお聞かせいただき、患者様が実現したいその先にある生き生きとした人生を踏まえたうえで、総合的観点から治療を行っています。
例えば一口に「矯正」といっても様々な症状があり、その症状や年齢によって治療開始時期や治療方法が異なってきます。ここではそれぞれの症状別に分けてご紹介します。
気になる症状をクリックすると、内容をご確認いただけます。

※ここではあくまで一般的な内容でのご説明です。実際には、当院にご来院頂き、初診相談・診査・診断の上、お一人お一人にあった治療計画を策定いたします。

受け口(反対咬合)

受け口(反対咬合)とは、前歯の咬み合せが通常とは逆になっている歯並びでいわゆる“しゃくれ”の状態です。
受け口の人は、奥歯が虫歯になりやすい傾向にあり、また「サ」行や「タ」行などが発音しにくいという方もいらっしゃいます。

受け口の原因
遺伝、上下の顎の発達が同じでない(上の顎が小さく、下の顎が大きい)、口呼吸・・・などが原因として挙げられます。
治療方法
受け口の原因により治療方針が異なります。
骨格が原因(下の顎が上の顎より前に出ている)の場合は、幼少期の治療が重要です。
成人期の治療で骨格性の要因が強い場合は、手術を併用した外科矯正を行う場合もあります。
受け口が治ると…
受け口を治すことで、きちんと咬めるようになるのはもちろん、体全体のバランスも整ってきます。「姿勢」、「目つき」、「顔全体にハリが出る」など全体の印象も大きく変わってきます。

出っ歯(上顎前突)

上の前歯が強く前に傾斜または、上あご(上顎骨)の歯全体が前に出ている状態です。上の歯が出ているため、口元が出てしまい、口が閉じにくいため歯が乾きやすく、虫歯や歯周病のリスクが高くなってしまいます。また、前歯が咬み合わないため、奥歯への負担が大きくなります。正常な下顎の成長を阻害する可能性がありますので、お子様の場合は早めの対処が必要です。

出っ歯の原因
前歯の角度異常や、上下の顎の成長のズレ、指しゃぶり、舌癖、口呼吸などが原因と言われています。
治療方法
歯列矯正での治療が一般的で、期間は約1年以上です。小児の場合は非抜歯での治療が可能なケースがほとんどですが、成人矯正の場合は抜歯が必要なケースもあります。
また、適応ケースは限られてしまいますが、前歯だけの部分矯正でも改善できます。
出っ歯が治ると…
前歯が使えるようになる、奥歯の負担が減る、口を閉じる事ができるようになるため口腔内の乾燥、虫歯リスク、口臭等のリスクを減らす、呼吸、発音などの改善にも繋がります。

すきっ歯

すきっ歯(空隙歯列)とは、 歯と歯の間に隙間が空いている歯列の事をいいます。
すきっ歯には2種類あり、前歯の中心に隙間がある「正中離開」と、元々歯が小さく、円柱状などに変形してしまった状態を「矮小歯」と言います。

すきっ歯の原因
顎の大きさに対し歯が小さく、結果隙間が空いてしまう。元々歯の本数が少ない・・・などというものが主な原因として挙げられます。また、舌癖なども原因のひとつです。
治療方法
歯並びには問題がない、前歯だけに隙間がある場合は部分矯正で改善できます。
全体的に隙間がある場合や、咬み合せにズレがある場合は全体的な矯正治療をご案内しています。
すきっ歯が治ると…
すきっ歯はどうしても物が詰まりやすく、虫歯のリスクが上がっていますが、治療する事によりその虫歯リスクを下げる事ができます。
また、隙間から空気が漏れる事により発音しづらかった言葉も、よりはっきりと発音することができるようになります。

叢生(そうせい)

叢生とは、歯が重なって生えてしまっている状態の事をいいます。
八重歯もこれに該当します。
反対咬合、開咬などの不正咬合と併発して見られる事も多いです。

叢生の原因
歯が大きい、顎が小さく歯がおさまるスペースが足りないなどが主な原因です。
日本人は比較的顎の小さな人が多いので、叢生になりやすいと言われています。
治療方法
スペースが足りない場合、小臼歯等を抜歯して歯のおさまるスペースを作ってから矯正治療を行うこともあります。
症状によって変わりますが、期間は1年~3年程度です。
叢生が治ると…
歯と歯の重なりがなくなるので、歯磨きが容易になり、お口のケアがしやすくなります。お口の中のトラブルのリスクが減るので、お口の健康維持に繋がります。また咀嚼もしやすくなるので、食生活の健康にも良い影響を与えます。

開咬(オープンバイト)

開咬(オープンバイト)とは、奥歯はきちんと咬んでも、上下の前歯の間に大きな隙間が開き、咬み合わない状態の事を言います。
通常、前歯部が噛み合わない状態の事を開咬といいますが、臼歯の場合もケースとして有ります。

開咬の原因
哺乳瓶やおしゃぶり離れが遅かったことや、指しゃぶり、舌で前歯を押す癖などが原因として考えられます。
また良く咬まずに食べる習慣があると、徐々に隙間が開いてくると言われています。
治療方法
矯正治療に加えて、舌癖などがある場合はその癖を改善する、もしくは舌を正しい位置に持っていくためにトレーニングを行います。
開咬が治ると…
開咬は前歯で物が咬み切れないため奥歯に非常に負担がかかります。
治療により、前歯できちんと咬み切れるようになれば負担も減り、奥歯の寿命も長くなります。

矯正治療後の後戻り

「せっかく歯並び矯正をしたのに後戻りしてしまった」そんなお悩みはありませんか?
矯正治療後に後戻りしてしまった方には、マウスピースによる再治療がオススメです。